じゃがいもの芽の毒性

じゃがいもの芽を食べるとガンになるという噂は本当か


■じゃがいもの芽の成分による中毒
ジャガイモは、塊茎の部分を食用としますが、発芽部分や緑色部分には有毒物質のソラニンを多く含みます。このソラニンを多量に含んだ部分の除去が不完全だと中毒を起こします。

■じゃがいも中毒の症状
めまいや吐き気、お腹が痛くなったり下痢になったりします。重傷の場合は命を落とすこともあるので注意が必要。

■じゃがいも中毒を防ぐには?
じゃがいもに生成されたグリコアルカノイドは熱に強いため、調理して火にかけたとしても分解はほとんどされません。中毒を防ぐためには調理するときには芽は必ず取り除くこと、緑に変色している皮は厚めにむくこと、すぐに食べずに保存しておく場合はできる限り光を当てないということに注意を払いましょう。

毒性を少しでも減らすために、皮をむいてから水に浸すことも大切です。グリコアルカノイドは水に溶けやすい性質を持っていますので、少しでも水の中に溶け出す ようにしましょう。

調理の際、皮を良くむき、特に芽の部分を完全に除去するなど、十分な注意が必要です。



ガンになるというのは噂のようですが、以下の症状になるようなので注意が必要です。